白熊くんの住むところが少なくなり、
大きな台風や災害も増えているんです。

この１００年で、地球は太陽の熱をためる〝温室〟に変わってしまいました。その最大の原因は、メタンや二酸化炭素などの物質です。それらの物質は、温室効果ガスと呼ばれています。このガスは、石炭や石油を消費したときに大量に放出されます。特に二酸化炭素は温室効果ガスの中でも最も多く排出されています。このまま地球がどんどん熱い〝温室〟になると南極や北極圏の氷がとけて海面を上昇させたり、大雨・洪水・干ばつなどの大規模な自然災害を巻き起こします。真っ先に困るのは、北極の白熊や南極の動物たち。氷がとけて住む所を失い、絶滅の道を歩んでいます。